居酒屋業界の「2018年勝利の方程式」は「150分3500円」の飲み放題コース

企業・業界2018年1月19日掲載

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幹事必読の“リトマス試験紙”

 チェーン居酒屋「串屋横丁」が人気だ。現在、東京都内や千葉県内などに約40店舗を展開する。運営するドリーマーズ株式会社(千葉県茂原市)公式サイトでは、中村正利社長が「安くて大きくて新鮮で美味しいもつ焼きを、たくさんの肉好きの皆様に食べていただきたい」と熱く抱負を語っている。

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 確かに安い。もつ焼きの「しろ」「てっぽう」「ガツ」「こぶくろ」「レバー」「トントロ」「ちれ」――これが全部、税抜で100円だ。同じように「もつ鍋」は2人前で1800円。懐の厳しい会社員も大学生でも、これなら安心して飲み食いできるだろう。

 余談だが、この店はTOKIOの松岡昌宏(41)や博多華丸・大吉の博多大吉(46)とも縁がある。2人が出演するテレビ番組「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)では、放映発表会見の会場に串屋横丁「門前仲町店」が使われ、実際の番組でも紹介された。

 このように勢いのあるチェーン居酒屋は、顧客が喜ぶ「勝利の方程式」を発見するのも早い。フードサービス・ジャーナリストで「フードフォーラム」代表を務める千葉哲幸氏は、同店の宴会プランに着目する。

「例えば門前仲町店のコースなら、酢もつ、馬肉のたたき、炙りもつなどから始まり、メインはもつすき。最後は雑炊で〆て合計8品が出ます。それに、焼酎、ビール、サワー、日本酒、カクテル、ソフトドリンクなどの飲み放題が付いて、こちらは税込で1人3500円という価格。そして利用時間は2時間30分。この設定は本当に絶妙だと思いますね」

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