打者・大谷翔平は5年間1170打席で「デッドボール4つ」――メジャー「内角攻め」激増で選手生命の危機!?

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大谷を負傷させる恐怖

 これを専門家は、どのように分析しているのだろうか。例えば日刊ゲンダイは16年5月11日(電子版)で「ハム大谷は打者で2年無死球 評論家が明かす投手心理とは」との記事を掲載した。

 文中では東映や巨人で先発投手だった高橋善正氏(73)が登場。内角攻めを避ける理由として「同じ投手仲間だから」「投手に威圧感を与えないタイプだから」「球界の宝にケガをさせると批判が怖い」――の3点を推測している。

 他にも「週刊ポスト」(2016年9月9日号)が「世論が怖い? 大谷翔平に内角ギリギリ投げられない投手」で同種の記事を掲載している。こうした議論が大谷のメジャーリーグ行きを前に、関係者の間で再燃しているようだ。野球担当記者が明かす。

「相手チームの投手は、日本プロ野球の至宝たる大谷をデットボールで負傷させるのが怖かったんですよ。それは球界でも密かに指摘されています。特に大谷選手は右投左打ですから、投げる時の利き手である右腕と肩がピッチャーに相対するわけです。内角がすっぽ抜けて頭部の危険球になるのは論外だとして、肩や手首に当たっても投手生命の危機を招くかもしれません。大谷と対戦するピッチャーは内角を攻めるにしても、絶対に当たらないところをコントロールして投げていた。『当たってもいい』と闘志をむき出しにして投げた球とは威力が違っていたはずです」

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