来日トランプの“ご機嫌取り”に奔走した日本政府 同盟アピールの「事前騒動」も

政治週刊新潮 2017年11月16日号掲載

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米中韓メディアが冷笑「トランプ父娘来日」の“おもてなし狂想曲”(2)

 この度のトランプ父娘の来日は、どうやって彼らのご機嫌を損ねることを避けるか、日本政府にとって気を揉む6日間となった。まず11月2日にやって来たのは、イヴァンカ・トランプ米大統領補佐官(36)。そのスケジュールは直前になるまではっきりせず、閣僚との会談や当日の夕食手配、はては銀座でショッピングの選択肢もあった警備準備など、ドタバタの対応となったのである。

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 そして5日からは、いよいよ「将」であるドナルド・トランプ大統領(71)が日本を訪問した。彼の来日前に官邸および外務省の関係者が肝に銘じた「課題」は大きくふたつあった。ひとつめは、名付けてハンバーガー大作戦。

「金持ちではあっても品がないトランプは、ジャンクフードが大好物。とりわけ、ハンバーガーが好きなので、彼の来日中に最上のハンバーガーを用意するのが至上命令となりました」(ある官邸スタッフ)

 現に、ヘリで横田基地から川越市の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」に移動したトランプ大統領には、プレーの前に、

「クラブハウスで米国産牛肉を使ったハンバーガーが振る舞われました。その日の夕食も鉄板焼き屋で肉を食べてもらった。和食嫌い、つまり生モノが苦手なトランプ大統領に最大限の心配りをしたつもりです」(同)

 ゴルフ場まで出向いてトランプ大統領にハンバーガーを作った「マンチズバーガーシャック」(東京都港区)のオーナーシェフ、柳澤裕さん曰く、

「当日ご用意したのは、日本政府から指定されたコルビージャックチーズバーガーというものでした。うちの肉は全て米国産ですが、コルビージャックチーズも米国産なのでこのハンバーガーを選ばれたのでしょう。お勧めはミディアムです。しかし、やはり日本政府の方から、大統領はウェルダンがお好きだからよく焼いてほしいと言われ、総理はどうされるのか訊(き)いたら、総理のものも大統領と同じウェルダンにしてほしいとの注文を受けました」

 安倍総理は焼き加減までトランプ大統領に合わせてみせたのである。

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