男女格差「国別ランキング」で日本「114位」の「ちーがーうーだーろー！」
11月2日、世界経済フォーラムが、世界の男女格差（GG：The Global Gender Gap Report 2017）ランキングを発表した。日本は調査144カ国中、何と114位という最下位層。多くの大手メディアが懸念と共に報じた。
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例えば日本経済新聞は2日、「日本114位、過去最低 世界の男女平等ランキング」を電子版で掲載した。ポイントを要約する。
・144カ国のうち、日本は114位と前年より3つ順位を落とし、過去最低。
・評価対象は経済、教育、政治、健康の4分野。
・女性の閣僚や議員の少なさが目立ち、政治は123位。
・経済は114位。男女の収入格差が大きく、専門職や技術職で女性が少ないことが影響。
・教育は識字率世界1位だが、高等教育の進学率が101位と低く、同分野全体で74位。
・健康は出生時の男女のバランスの改善で、40位から一気に1位に浮上。
では、どんな国が上位に位置したのか、ベスト10とワースト5を紹介しよう。数値は1に近いほど男女平等、0に近いほど男尊女卑という意味になる。
▽ベスト10
【1】0.878 アイスランド
【2】0.830 ノルウェー
【3】0.823 フィンランド
【4】0.822 ルワンダ
【5】0.816 スウェーデン
【6】0.814 ニカラグア
【7】0.805 スロベニア
【8】0.794 アイルランド
【9】0.791 ニュージーランド
【10】0.790 フィリピン
▽ワースト5
【1】0.516 イエメン
【2】0.546 パキスタン
【3】0.568 シリア
【4】0.575 チャド
【5】0.583 イラン
ノルウェーなどの北欧諸国は男女平等のイメージがある。だがニカラグア、スロベニアと言われても想像が難しい。ましてルワンダとなると逆に問題なのだが、これは後述する。一方のワーストは中東諸国が目立つ。つまり世界経済フォーラムは「日本は北欧より中東に近いですよ」と結論づけたわけだ。
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