不正融資の商工中金、「仁科亜季子」にも2000万円 その使い道
現場の営業マンに過大なノルマを課し、書類を改竄してでもどんどん貸し付ける――。まるでバブル時代の銀行マンを彷彿とさせるが、その「商工中金」から、なぜか女優の仁科亜季子(64)の会社も融資を受けていた。肝心の使い道はというと。
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商工組合中央金庫(商工中金)の不正は、これまで件数にして約4500件、関与した職員も約900人に上る。
「その商工中金の融資先には女優の仁科亜季子さんの会社もあるんですよ」
とは、化粧品販売会社を経営するA氏だ。それによると仁科が事業を思い立ったのは2015年10月。化粧品や通販の仕組みに詳しいA氏に彼女が相談を持ち掛けてきたのだという。
「仁科さんが持ち掛けてきたのは“自分がプロデュースした化粧品とサプリメントを小売り店やネットで売りたい”というものでした。芸能人の自分が登場する広告を出せばヒットするはず、とも言っていました。そこで彼女に『リボーン』という会社を立ち上げてもらい、コールセンターや発送業務などは私の会社のシステムを使わせてあげることにしたのです」(同)
が、会社は出来たものの、資金の都合がつかない。そこでA氏は、日本政策金融公庫に申し込むことをアドバイスする。もちろん、書類作成などのノウハウも伝授した。結果、仁科は800万円の融資を引き出すのに成功するのだが、これに味をしめたのか、次に目を付けたのが、カラーコンタクトだった。
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