あの“五輪エンブレム”佐野研二郎氏をNHKが起用のワケ 実は今「超売れっ子」

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有名映画プロデューサーとのタッグも

 あれほどの非難を受けても、仕事が途切れない。驚く方も少なくないだろうが、現在の佐野氏は更に仕事の量が増えている。先の「週刊現代」も報じているが、女性月刊誌で連載コラムのデザインを手がけ、飲料メーカーのCMに参加。今年3月には雑誌「BRUTUS」(マガジンハウス)の誌面に登場し、高級鮨店のカウンターに座る姿が写真で紹介されたのだ。

 特に大ヒット映画「君の名は。」を手掛けた東宝のプロデューサーであり、作家の川村元気氏との仕事は一部で注目を集めているようだ。

 13年に川村氏との共著で出版した絵本『ティニー ふうせんいぬ の ものがたり』(マガジンハウス)は、翌14年9月にアニメ化されてNHK Eテレで放映。更に今年も川村氏とNHK Eテレで「オドモTV」を手掛けた。9月16日から30日までの毎週土曜に全3回が放映。「子供のアイディアに、大人のクリエイターが本気で向き合う」との内容で、佐野氏は番組で「アートディレクション」を担当した。

 NHK広報局に起用の理由などを質問したが、FAXによる回答は、

《「オドモTV」は子ども特有の発想を大人が一つの作品に仕上げることを目指した番組で、放送は全3回を予定しています(※編集部註、回答は9月27日で、最終回の放映前)。なお、番組の制作過程などについてはお答えしておりません》

 というものだった。

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