「今井絵理子」不倫市議が手を染めた“診療報酬”架空請求、その手口

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自民党市議団にもいる“タダ受診者”

 歯科医が続ける。

「また、これも一般的な手法なのですが、自分の家族や友人が来た時、料金をタダにしてあげる。この場合、カルテにはやっていない治療も大幅に乗っけるんです。例えば、してもいないレントゲン検査を何回もやったことにして、診療報酬を請求するのです」

 程度の差こそあれ、歯医者の間では、よく囁かれるやり口だと言うが、こうした行為が「詐欺」に問われるのは言うまでもない。

「ハシケンの『友達診療費タダ』の話は、私も聞いたことがあります」

 と言葉を継ぐのは、神戸市の自民党関係者である。

「その友達の中には、神戸市の複数の市議会議員や、自民党関係者も交じっていました。彼らはほとんどハシケンに診察代を“奢って”もらっていましたよ。ある市議は、定期的に歯のクリーニングに行っては、タダでみてもらっていた、と。その後、連れ立っては呑みに行くことがルーティンになっていたそうです」

 自民党市議団は、今回の橋本氏の問題について、独自に調査をするとしている。しかし、その調査の中心メンバーにこうしたタダ受診者がいるから、厳しい調査を継続できるかはなはだ疑わしい。実際、中の1人にその点を糺すと、「アホなこと言うなよ!」と激高した。まともに疑問に答えようとしないところなどは、「お友達」の橋本氏とそっくりなのである。

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