「今井絵理子」不倫市議が手を染めた“診療報酬”架空請求、その手口

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橋本氏による架空請求の手口

 不倫相手の橋本元市議の政務活動費「架空発注」問題では、橋本氏が神戸地検に出頭し、すべての疑惑を認めた。

 そんな落下する彼のニュースを見て、

「“架空”と言えば、あいつは本業でも同じことに手を染めていましたよ」

 と更なる疑惑について述べるのは、橋本氏と親しい、兵庫県内の歯科医である。

 橋本氏は、大阪大学歯学部卒。市議として活動する一方で、12年には、市内で自ら院長を務める歯科医院をオープンさせたことは報じられている。しかし、友人の歯科医が続ける。

「あいつは自分の医院でも、診療報酬の架空請求をしていましたよ。本人がそう周りに話していましたから」

 その手口はごくごく一般的なやり方だったという。

 通常、歯科医師は、治療を終えた後、施した治療内容をカルテに書き込み、それを元に診療報酬を請求。患者から3割、保険者から7割を受け取る仕組みだ。

「普通、歯科医院の治療費なんて、患者の負担額はせいぜい1000円とか2000円でしょ。そこに、患者さんの負担額が数百円程度増えるだけの『治療』を乗っけるんです。やってもない『治療』ですが、患者さんも数百円増えただけでは気付かないし、ちょっと高いな、と思ってレセプトを見ても、専門的なことが書かれているので水増しがわからないんです」(同)

 橋本氏は、ある時、笑い交じりにこんなことを言っていたという。

「一度、過去に詰め物をした患者さんに対して、カルテ上、同じ歯に同じ詰め物をしたことにしてしまったことがあった。その時はホント、慌てましたね……」

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