歴代総理が集結…「小泉純一郎」が「安倍総理」に授けた秘策“北朝鮮カード”
経営危機に晒された会社のトップを歴代の社長が囲む。たとえそこが別荘だったとしても、単なる雑談に終始するはずがない――。手負いの安倍晋三総理(62)は、先達たちからいかなる指南を受けたのか。キーパーソンは、危機回避の術を知る「奇人総理」だった。
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山梨県鳴沢村。富士の山を戴(いただ)き、高原野菜を特産品とする長閑(のどか)なこの村の風景を、同所に別荘を構えていた随筆家の武田百合子はこう描いた。
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〈山北の菜の花畠が満開。黄色くて眼がくらくらする〉(『富士日記』より)
この記述より半世紀ほど経た今年の8月15日、その鳴沢村で、やはり〈眼がくらくらする〉光景が繰り広げられていた。何とも“豪華”な面々が、一堂に会していたのだ。
森喜朗(80)、小泉純一郎(75)、麻生太郎(76)、そして安倍晋三の各氏。
自民党の歴代総理らが、ある別荘に集い、グラスを傾けたのである。国会は閉会中で、安倍総理は12日間に及んだ長い夏休みの最中にあった。だからといって、これだけのビッグネームが揃った場が、単なる避暑のためのものだったとは思い難い。
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