失明原因トップ! 「緑内障」を家庭で見つける“カレンダー法”

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 眼を襲うサイレントキラーで、最も手ごわいのが緑内障だ。国内では失明原因の20%強と堂々の第1位。視野が狭まったと感じたら既に進行中であることが多く、症状は不可逆性である。そんな病魔の傾向と対策を、世界的眼科外科医が説く。

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「緑内障は手術でちゃんと治りますが、残念ながら生活習慣では予防できません」

 とは、累計15万件の手術実績を持ち「スーパードクター」と称される深作眼科の深作秀春院長である。そのメカニズムも、

「正確には解明されていないものの『高い眼圧』『機械的圧迫』『血流』の3要素が大きいことは分かっています。機械的圧迫とは強度近視の人がなりやすいということ。眼が前後に伸び、眼底の視神経にダメージを与えやすいのです」

 進行予防には、眼圧のコントロールが有効だという。

「眼圧は、眼の中で作られて前房(角膜と虹彩の間)や後房(虹彩と水晶体の間)に流れる房水が、眼の外に流れ出ることで一定に保たれています。ここで房水の出口である隅角が狭まると流れが悪くなり、眼圧が高まって視神経が傷んでしまう。そうして視覚が損なわれる症状が、緑内障です」

 実は、白内障とも大いに関係があり、

「水晶体は加齢とともに肥大化します。20代では直径7ミリほどでも、90歳になれば9ミリ程度になる。結果、隅角が狭まって眼圧が上昇する。緑内障を防ぐには、早めの白内障手術が効果的でもあるのです」

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