現役女子大生の“出品”も… ブラックマーケット化するメルカリ、決済に問題?

ビジネス IT・科学 週刊新潮 2017年8月10日号掲載

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時価総額1000億円超 「メルカリ」上場は是か非か(下)

 12月頃の上場が目される「メルカリ」には、時価総額1000億円以上との声が飛び交い、投資家たちの期待は高まっている。一方で、匿名性の高い取引システムが悪用され、「現金」や「ソーシャルゲームアカウント」などが出品される問題も。

 消費者問題に詳しい吉岡達弥弁護士(アディーレ法律事務所)によると、

「現金の出品は、出資法違反の可能性があります。ゲームアカウントの販売は著作権侵害にあたる疑いもある。いずれにせよ、問題のある取引だと知りながら“場”を提供すれば犯罪行為を幇助していることになりかねません」

 もっともメルカリでは、24時間体制で取引をチェックしており、問題のある出品は見つけ次第対処していると反論する。

「カスタマーサポートは延べ250人おり、この他にも監視ツールを使って『紙幣』などの単語が引っ掛かると削除や利用停止措置を取っています。むしろ、メルカリは取引アプリとしてはトラブルの少ないほうだと考えています」(メルカリの広報担当者)

 だが、ITジャーナリストの三上洋氏が言うのだ。

「昨年3月から始まった『メルカリアッテ』というサービスは、直接お互いが会ってやり取りをするというもの。たとえば引っ越しの際に要らない冷蔵庫を受け取りに来てほしいという取引が出来る。しかし、実際には出会い系のサイトとして悪用されてもおかしくありません」

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