「豊田真由子様に向かって…」 “ハゲ!絶叫”翌日も暴行、秘書が明かす

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 ミュージカル調で秘書をイジメた上に殴るというパワハラの「新ジャンル」を確立し、一躍「全国区」の知名度を獲得することになった、埼玉4区選出の豊田真由子代議士(42)。怖いもの見たさのご期待に応えて、第二幕をお届けする。

 ***

 その日も彼女は吠(ほ)えていた。

 5月21日。埼玉県朝霞市の仲町市民センターの近くを走行する黒のホンダ「フィット」。彼女を後部座席に乗せた車内は修羅場と化していた。

「あたしが違うって言ったら違うんだよ!」

 世間でおなじみとなった、彼女の大絶叫が響く。

「物事にはねえ! 裏と表があんの!! 入口と出口があんの!!!」

「裏なんだよ!! こっちは、お前はよお!!!」

 この彼女の発狂怒声と同時に、尋常ならざる「暴行音」が車内に轟いた。

〈ガタ、ゴトゴトゴトッ〉

 ついに彼女が、運転席の男性に対して足を出した瞬間だった。

「ふざけやがって!!!」

 この後も、彼女は暫時、男性を狂気の喚(わめ)き声で罵り、そしてこう言い放った。

「違うよと! 違うよと教えてやったんだよね、あたしねえ!! それを何? 豊田真由子様に向かって、お前のやってることは違うと、言うわけ? あたしに?」

 歪(ゆが)んだ選民意識を窺わせる、常軌を逸した「車内大絶叫暴行」。だが、一連の理不尽極まりない彼女の言動の中に、ひとつだけ正しい内容が含まれていた。

「物事には表と裏がある」

 そう、「豊田真由子様」にも表の顔と裏の顔があったのだ――。

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