ベトナム少女殺害犯、卑劣漢の素顔 露わにしていた女児への“感情”

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渋谷恭生容疑者

「容疑者の逮捕から週が明けた17日には、私が対応しただけでも20件近い問い合わせが市民の方からありまして……」

 そう頭を抱えるのは、松戸市教育委員会の担当者である。

「なかでも『なぜそんな人物を保護者の代表に選んだのか』という声が多く寄せられました。ですが、PTAや保護者会の役員の選出方法を市が決めることは、学校や地域の独自性を奪うことになりかねず、非常に難しいのです」

 かくも職員を当惑させる渋谷恭生(46)は、9歳で生涯を終えたレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時小3)が通った松戸市立六実(むつみ)第二小学校の保護者会会長。自身にも同じ小学校に通う2人の子どもがおり、地元では誰もが知る「保護者」だった。

 それが今回、たった一人で地域社会の常識を覆し、あまつさえ全国津々浦々、手弁当でPTAや見守り活動に精を出す人々の熱意を一瞬で踏みにじってしまったのである。

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