May J.が“応援歌”を歌う120年企業 社員から歌詞を募集

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May J.にも新境地

 発電機やモーターをはじめ社会基盤を支える機器を手がける明電舎(本社・東京)。連結従業員数は約8400人、連結売上高は約2400億円と世界に展開する企業だが、製品は一般にはなじみが薄い。

 この明電舎が1897年の創業から今年120周年を迎えることを記念してイメージソングを作った。歌うのは、「アナと雪の女王」の日本版主題歌で知られるMay J.と、こちらはすぐに表情や歌声も浮かぶ。

 題して「One to Love~心、ひとつに~」。

「外部に曲作りを丸投げした企業イメージソングが多いなか、珍しく手作り感があるのです」(経済担当記者)

〈まだ見ぬ未来のため 何が出来るだろう〉で始まるこの曲の歌詞は、社の一体感を生み出すことや社の先人への感謝、未来への志を感じさせる内容である。

「社員から歌詞のもとになるフレーズを募集しました。2003件が集まり社内で55件まで絞り込み、音楽制作会社に提出、9件のフレーズが歌詞の中に使われています」(明電舎広報課)

 作詞は堀江里沙。作曲は大田原侑樹。前向きな曲調だが、くどさはない。

 さて、歌手の人選?

「日本語歌詞版と英語歌詞版を作るのでバイリンガルであること、歌唱力、知名度など、私共と音楽制作会社双方で、May J.さんが良いと一致しました」(同)

 来年3月末まで社内外の行事で流したりする予定だ。

「すでに新入社員が歌う練習を始めております」(同)

 働く現場を伝える動画の背景にもこの曲を使う。

「社外の人でもMay J.の歌として違和感なく聴ける仕上がりですよ。明電舎の知名度向上にも効果的でしょう」(先の記者)

 明電舎のホームページを訪れると、あの歌声が……。

週刊新潮 2017年4月20日号掲載

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