小池塾塾生エド・はるみ、“都議会のドン”の刺客に浮上

政治週刊新潮 2016年12月8日号掲載

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エド・はるみ

 小池劇場にも翳りが見え始めた。結局、東京五輪3会場は変更なしと先送り、豊洲盛り土問題も責任解明のないままに幕引きを図らざるを得なくなった。となると、小池百合子都知事(64)は高い支持率を維持するために、都議会自民党との対決姿勢を鮮明に打ち出すほかない。それゆえ、来夏に行われる都議選で、ドン・内田茂都議(77)の刺客として浮上してきたのが、小池塾塾生のエド・はるみ(52)なのだ。

 ***

 11月24日、自民党都連の選対委員会が開かれ、都議選に向け、1次公認候補が発表された。

 自民党都連所属の都議が明かす。

「現職は60名で、46名を1次公認したわけですが、内田さんはそこから外れました。本人曰く、まずは来年2月6日に実施される千代田区長選に全力投球したいからと。実は、現在の区長は反内田派。内田さんは、1人区の千代田区で自分の選挙を有利にするためにも、息のかかった新区長を誕生させたいわけです」

 とはいえ、高齢のうえに、メディアにも散々叩かれ、たとえ都議選に出馬しても、当選は覚束ないのではないかとも言われている。

「なので、引退も取り沙汰されていますが、地盤を譲る相手は、娘婿の内田直之千代田区議以外にありません。小池都知事としては、どちらが都議選に出てきたとしても、都議会自民党との対決姿勢を示す象徴的な選挙区ですし、ドン内田の影響力を完全に排除すべく、千代田区には刺客を立ててくるはずです」(同)

■エドだけに

 そして、小池新党の結成と密接に連動しているのが、政治塾「希望の塾」である。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が解説する。

「10月30日、約2900人が入塾を認められ、希望の塾はスタートしました。来年3月4日までに6回の講義が開かれますが、実は、今後、5つくらいの分科会のようなものがその合間に設けられる予定です。塾生に、“政治家適性テスト”などを行い、メンバーを選抜。そのうえで、政策や選挙戦術を学ばせ、小池新党から都議選に出馬する候補者を養成しようとしています」

 しかし、早くもそれに先駆け、ドン内田の刺客候補の名前が挙がってきている。

「小池都知事の元秘書で、“7人の侍”の1人でもある尾島紘平練馬区議を立てるという話が出ています」

 と、都政関係者が語る。

「28歳という若手ですから、世代交代を印象付けることができる。ただ、塾生のなかで、何と言っても知名度が高いのは、エド・はるみ。小池都知事周辺は、“エドだけに、東京都議の椅子を狙う刺客に相応しい”と、ダジャレ混じりに口にしている。当然、内田さんの耳にもそれは入っていて、1次公認を見送ったのは、小池都知事側の出方を見極めたいということもあったのです」

 では、実際、エド・はるみはどう考えているのか。

 新CMの発表会に現れたところを直撃した。

――希望の塾に入った理由は?

「(微笑みながら)お勉強のために」

――以前から、政治に関心はあったのですか?

「ええ、まあ。国民の1人としては、そうですね」

――都議選への出馬はありますか?

「いえ、それはございません」

 都議選出馬には否定的だったものの、橋下徹前大阪市長の迷言「2万%出ない」の例もある。少なくとも小池劇場の主要キャストになっていることは間違いない。

ワイド特集「1度目は悲劇 2度目は喜劇」より