“地球最後の日”も安心? 5つ星リゾート シェルター付き、DNA保存も

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 宇宙人来襲。小惑星衝突。ドナルド・トランプが大統領に就任したとたん、始まらぬとも限らぬ核戦争――“地球最後の日”がご心配なら、どうぞ“トライデント・レイクス(TL)”へ。

「ここはアメリカで最も楽しく、最も豪華で、最も安全な5つ星リゾートになりますよ」

 と謳うのは330億円の巨費を投じて同名の高級リゾートを開発中のTL社広報リッチー・ウィット氏だ。

「Trident Lakes」Twitterより

 テキサス州の広大な田園地帯にシェルターを備えた400のコンドミニアムを建設、湖や白い砂浜を擁するこの東京ドーム60個分に相当する土地は3・5メートルの壁で囲われ、見張り塔などに武装警備員を配置、ドローンが警戒に当たる。

 3億7000万円をかけて建設される高さ15メートル、世界最大級の大理石の噴水の周囲にはゴルフ場、乗馬施設、射撃場に小売店、レストランにスパが広がり、ヘリコプター発着場も備える。価格は1戸50万ドル(約5500万円)からで、2018年春から入居可だ。

「全米にデフコン1(最高度警戒態勢)が発令されてもここなら心配ない。エネルギーも水も自給できるし、食料も最低で1年分は備蓄する。家は空気清浄システムを完備しているし、壁は鉄で強化、ドアは爆風も遮断する能力がある。DNA保存金庫に住人のDNAを保管する予定だよ」(同)

 招待客から優先的に購入できるが、一般客のウェイティング・リストはすでに650人を超え、今も増え続けている。日本人も3名が名を連ねるというが、この反響にウィット氏は言う。

「アメリカ全土に同じようなリゾートを作りたいね。もしかしたら将来、日本にも作るかもしれないよ」

 そもそも“地球最後の日”など来ぬことを願いたい。

週刊新潮 2016年12月1日号掲載

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