12月6日、中国軍の戦闘機が航空自衛隊の戦闘機に向けて、レーダーを照射した。ミサイル発射の一歩手前とも取れる行為で、狼藉ぶりも甚だしい。諸外国の周囲でも度を越した挑発を繰り返す彼の国に、われわれはどう対処すべきか。
12月7日の午前2時過ぎ、小泉進次郎防衛相(44)が、中国の戦闘機による「レーダー照射」について、臨時で記者会見を開いた。その経緯を、防衛省担当記者が振り返る。
「ことの発端は5日、中国軍の空母『遼寧』が沖縄本島の北西側の海に姿を現したことです。...
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なぜフランスでテロが頻発するのか 元宗主国の歴史
“自由、平等、博愛”を祝う革命記念日に事件は起きた。
14日、花火が上がり、観光客で賑わうフランス・ニースの海辺の遊歩道を、19トンの冷凍冷蔵トラックが2キロにわたって暴走。次々に人を撥ね、84人が死亡、202人が負傷したのだ。運転手は射殺、オランド大統領はすぐさま「テロとの戦いにフランスの決意が屈することはない」と発言したが、フランスでの大規模テロは昨年1月のシャルリー・エブド襲撃事件以来3回目だ。
「元来、仏の治安維持能力は高い。非常事態宣言下、軍を動員しての警備体制でもこれは防ぎようがない」
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