〈生前退位 私の考え〉公務削減案にご反応なし――北村唯一(執刀医)

社会週刊新潮 2016年7月28日号掲載

 2003年、陛下が前立腺がんの手術のために東大病院に入院されていた時、当時の侍従長から、「陛下には公務を減らすよう言っているが、なかなか聞き入れてもらえない。医師の立場から陛下に言っていただけないか」という趣旨のお話がありました。そこで医師として陛下にお伝えしましたが、あまり反応はなかったと記憶しています。13年前からそう言われていたにもかかわらず、その後も公務が減る気配はありませんでした。

 82歳というご年齢を考えれば、記憶違いのようなことが起こってきても当然です。

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