新たな元号、誰がどうやって決める?〈生前退位の大疑問〉

社会週刊新潮 2016年7月28日号掲載

 1979年に制定された「元号法」は「元号は、皇位継承があつた場合に限り改める」と定めている。「平成」改元時の内閣官房副長官、石原信雄氏によると、

「新元号の選定手続きとしては、まずは何人かの漢学者や歴史学者の大家に依頼し、それぞれ複数の案を出してもらいます。87年に私が官邸入りした時には、学者の方々に対する案の提出依頼はすでに済んでいました」

 無論、元号に使用される漢字にも決まりがある。

「使える漢字というのは、大体70文字くらいです。その組み合わせ方も適当に選ぶのではなく、『書経』や『漢書』のような漢籍の10文字程度の名文句の中から2文字を選び出す例がほとんどです」(『年号の歴史』の著者でもある所功・京都産業大名誉教授)

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