「朝バナナ」ダイエット誕生から20年…今度は「朝キウイ」?300人に聞く“効いた”“効かない”ダイエット

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「りんご」「納豆」を上回った「16時間断食」

 さらに、具体的な方法・食品名が挙がった回答を集計した。ベスト10は次の通りだ。
 
 1位は「16時間断食・8時間以内に食べる方法」(9人)。同率2位が「りんご」「納豆」(各6人)、同率4位が「スムージー」「こんにゃく類」(各5人)。同率6位に「豆乳」「サプリメント」「烏龍茶」(各4人)が並び、同率9位が「バナナ」「キャベツ」(各3人)となった。
 
 ランクインした顔ぶれにも、時代がにじむ。こんにゃくは1980年代にもダイエット食材として注目され、低カロリーの食品として食事に取り入れられてきた。回答者には、こんにゃく麺などを使った人もいた。同じく1980年代に日本で広く普及した烏龍茶には、飲むことでやせようと期待した人も。豆乳も2000年代前半にブームとなり、今回の回答では食前に飲む方法や、食事の置き換えに使う方法が挙がった。

 キャベツは2006年ごろにも話題に。食前に食べて満腹感を得る方法などが知られるが、回答者には白米の代わりに炒めたキャベツを食べた人もいた。納豆は2007年、テレビ番組でダイエット効果が紹介されて品薄に。ただし、その後、番組のデータ捏造が発覚。今回も納豆を食事に取り入れた経験が寄せられたが、当時のブームがきっかけだったかはわからない。
 
 2010年代前半には、葉野菜や果物などを混ぜた「グリーンスムージー」も流行。今回のスムージー派には、食事を置き換えた人もいた。また、特定の流行年ではくくれないが、減量をうたうサプリメントなどを飲んだという回答も挙がった。

 そして、こうした食品別の方法より多く挙がったのが、1日のうち16時間は食べず、残りの8時間以内に食事をとる「16時間断食」だ。2019年刊行の『「空腹」こそ最強のクスリ』などを通じて広まった。

 はたして効果のほどは。「大学生の頃、16時間ダイエットをした。2カ月ほど続けて、数キロのダイエットに成功した」(27歳) という声がある一方、59歳女性は、「16時間断食をしているが痩せないし、太りもせず。キープ出来ているから良いのか?」と、判定を保留中。同じ方法でも、感想はさまざまだ。

 1980~90年代に流行った、食事をりんごに置き換える「りんごダイエット」には、「高校生の頃、流行っていたので。全然痩せませんでした」(47歳)などの声が。49歳女性は、りんごばかり食べて体重が減ったものの、「フラフラになった」と回答。当時は「3日間りんごだけを食べ続ける」といった過激な方法も知られていた。

 バナナについても、「朝バナナが流行っていた頃挑戦したが効果が出ずやめた」(63歳)と、ブームの後日談があった。

オオバコより強かった食欲、正直に書けなかった食事記録

 少数派の回答にも、忘れがたい体験がある。

 55歳女性が1990年代前半、20代の頃に試したのは「オオバコダイエット」。水分を吸って膨らむ性質を利用して食べる量を抑えるという触れ込みだったが、「それを超える食欲が勝った」と、あっさり決着がついた。

 2007年にブームとなった食べたものや量を記録し、食生活を見直す「レコーディングダイエット」。これを試した36歳女性は、「食べた物を正直に書き出すことが出来なかった」と告白。その気持ち、身に覚えのある人もいるのでは。

 2004年には楠田枝里子の『チョコレート・ダイエット』が刊行され、その後も高カカオチョコは繰り返し話題に。食前に食べる方法を試した49歳女性は、体重こそ減らなかったものの、「チョコを食べても罪悪感がなかったのでストレスがなかった」と、別の収穫を得たようだ。

 やせた人、戻った人、続かなかった人。「何をすればやせられるか」と同じくらい、「どうすれば無理なく続けられるか」も考えたい。