「面白みがない」と酷評された「和久田麻由子」に再評価の兆し…売れっ子「有働由美子」には疑問の声も

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CM出演

 NHKを2018年に退局した有働由美子アナウンサー(57)を「勝ち組」、今年3月末に退局した和久田麻由子アナ(37)を「負け組」とする声がある。本当だろうか。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

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 NHK時代の有働アナは特別な存在だった。「紅白歌合戦」の司会を7回も務めた一方、アナのままアメリカ総局の特派員になった。同局初のことだった。硬軟の才能を兼ね備えていた。

 独立から8年目となる現在のレギュラー番組は、まずテレビ朝日「有働Times」(日曜午後8時56分)。有働アナの個性を前面に押し出した情報・報道番組だ。

 この番組の人気は高い。ほぼ同じ時間帯にTBS「VIVANT」(日曜午後9時)があるが、それでも個人視聴率は4.4%(10月18日)。合格点とされる3%を大きく超えている。日曜午後9時台で、おおむね2位につけている。

 今年3月末からは、帯番組も持った。同じテレ朝の「有働由美子の健康案内人!」(平日午前9時55分)である。健康情報を幅広く伝える番組で、有働アナ自身が運動などに取り組むこともある。

 やはり有働アナの個性を売り物とする番組だ。個人視聴率は4%強と高い。この時間帯でトップである。

 さらに、有働アナの地元・大阪の毎日放送で、ローカル番組「おしゃべり小料理ゆみこ」(月1回、土曜午後4時)にも出演している。TBSのドラマ「時すでにおスシ!?」(6月終了)にも登場した。ニッポン放送のラジオ番組「うどうのらじお」(金曜午後3時30分)も担当している。超がつくほどの売れっ子である。

 しかし、テレビ界では以前から、有働アナの活動の一部に批判や懸念の声が上がっている。テレビ関係者なら、その理由は分かるはず。有働アナがCMの仕事をしているからだ。

 有働アナが初めてCMに出演したのは2024年7月。メガバンク系の金融グループだった。それ以降、酒造会社、製薬会社のCMに出演した。

 情報・報道番組のキャスターは、独立性を保つため、CMには出演しないという不文律がある。広告主との間に経済的な利害関係が生まれると、報道の公正さに疑念を招きかねないからだ。

 キャスターの仕事には、政治家や行政、企業を監視し、問題があれば視聴者に伝えることも含まれている。キャスターがCMに出演していたら、その企業が不祥事を起こしたとき、困った状況になってしまう。どんな優良企業も不祥事を起こさないとは言い切れない。まして有働アナはNHK退局時、ジャーナリストになると宣言しており、ただの司会ではない。

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