「逮捕され会社を失い…」 “令和の冤罪王”が語る検察への怒りと再起 「立ち上げた会社の年商は400億円」

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 7年前、不動産の上場企業社長が逮捕され、248日間も勾留された事件を描いた映画「負けへんで」が11月13日に公開される。

 容疑者となった山岸忍氏(63)を演じるのは内野聖陽(映画での役名は藤堂繁)、取り調べを担当する検事役は松本若菜である。

 改めて事件を振り返ると、不動産デベロッパー「プレサンスコーポレーション」社長(当時)の山岸氏が、大阪の私立高校の移転計画を巡り、土地の売却代金約20億円の横領に関与したという容疑だった。

 山岸氏は大阪地検特捜部に逮捕されたが、一審で無罪を勝ち取り、地検は控訴を断念することになる。判決は大きく報道され、山岸氏も会見で検察の取り調べに対する怒りをあらわにしたのである。さらに、取り調べで「検察なめんなよ!」と怒鳴った検事に対し、特別公務員暴行陵虐罪で付審判を申し立て中だ。いうなれば「令和の冤罪王」とも称される人物である。

逮捕され地位も会社も失い……

 逮捕当時、プレサンス社の売上高は約1600億円。事件によって株価が急落し、山岸氏は辞任に追い込まれてしまう。

 そして自ら創業した同社もオープンハウスグループに買収される。冤罪事件のせいで社会的地位も会社も失ってしまったわけだ。

 映画「負けへんで」は、逮捕から冤罪を晴らすまでを山岸氏が自ら振り返った書籍を映画化したものだが、ご当人によると、

「私も試写を見ましたが、改めて思うのは、一般市民は事件で逮捕されることに本当に無防備だということです。私も社長として飛び回っていたら、いきなり検察に呼び出されて“はい、逮捕”でした」

 そこから検察との攻防が始まるのだが、

「地検特捜部というところは、いったん狙いをつけた人物は何があっても有罪に持っていく。“人質司法”もそのためにあるのです。長期間の勾留は人の気力をとことん奪ってゆく。ほとんどの人が虚偽の自白に追い込まれる仕組みなんだということを知ってほしい」(同)

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