織田翔希の米国挑戦は序章にすぎない? 大阪桐蔭の「154キロ左腕」ら、メジャー球団が狙う“次のドラフト1位候補”
10月22日に行われたプロ野球ドラフト会議で、大きな注目を集めたのが巨人による織田翔希(横浜)の指名だ。織田は会議の1週間前、NPBを経由せずに米国球界へ挑戦する意向を表明していた。巨人が指名に踏み切ったことで、ドラフト後も織田の進路が話題となりそうだ。【西尾典文/野球ライター】
【写真】次の織田翔希? メジャー球団が早くも狙う「154キロ左腕」の姿
メジャー6球団が熱視線を送る大型左腕
織田は名門・横浜で1年秋から主戦として活躍し、2年春には甲子園優勝に大きく貢献。今年夏の甲子園では準決勝で敗れたものの、球場表示で大会歴代最速となる156キロをマークするなど、ドラフトの目玉の一人と目されていた。1位候補に挙げていた球団は少なくなく、米国挑戦の表明によって指名戦略の変更を余儀なくされたところもあったとみられる。巨人は織田の実力を高く評価して指名したと考えられるが、入団するかどうかは今後の本人の判断に委ねられる。
近年は織田以外にも、森井翔太郎(桐朋→アスレチックス傘下)や佐々木麟太郎(花巻東→スタンフォード大)ら、ドラフト1位候補だった選手がNPBを経ずに渡米するケースが増えている。来年以降も米国挑戦の流れが続くとみる関係者は少なくない。
メジャー球団も早くから来年以降の有力選手に目を向けている。中でも注目度が高いのが、川本晴大(大阪桐蔭・2年)だ。
川本は身長192cm、体重95kg。高校生離れした体格を誇る超大型サウスポーである。今年春の選抜ではチームの優勝に貢献し、夏は左肩の違和感からベンチ入りメンバーを外れたものの、秋の新チームでは不動のエースとなっている。
圧巻だったのが、10月17日に行われた近畿大会初戦の龍谷大平安戦だ。8回を投げて許した安打はわずか2本。7三振を奪って無失点に抑え、ストレートは最速154キロをマークした。
視察したNPB球団のスカウトは、川本の投球を高く評価している。
「左肩に不安があるという話もありましたが全く問題ないですね。ボールの“圧”が他のピッチャーとは全然違います。制球力もついてきましたし、ストライクゾーンで勝負できる。今年高校3年生でも間違いなく1位ですね。メジャーも当然狙いに来るでしょう」(関西地区担当スカウト)
当日は確認できただけでメジャー6球団のスカウトが視察に訪れ、川本の投球を熱心に見守る姿があった。来年の今頃は、川本の進路がドラフト戦線最大の話題になっているかもしれない。
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