投票で2位だったのに… 藤垣裕子教授が「女性初」の東大新総長に選ばれた「ウラ事情」とは

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9000万円の不正流用が明るみに

 しかし、藤垣氏はトップに倍以上の差をつけられていたはず。

「背景として考えられるのは1位の染谷教授にまつわる“疑惑”でしょう。今年7月、東大の『総合研究奨励会』という組織で9000万円の不正流用が明るみに出た。染谷氏は奨励会の代表理事を務め、不正は刑事事件に発展する可能性も。そうなると監督責任を問われかねない。選考会議としては、リスク回避の意味もあって2番手の藤垣さんを選んだのでは」(石渡氏)

 組織のトップとしては心配な面もあると石渡氏。

「意向投票の際、東京大学新聞が全候補者に取材を申し込んでいますが、藤垣氏だけが“自分の書いたものを読めば十分”と拒否。学外とのコミュニケーションが求められる総長としては不安な人選といえます」

 いわばライバルの“自滅”で総長の椅子を手に入れた藤垣氏だがどんな手腕を見せてくれるのだろうか。

週刊新潮 2026年10月15日号掲載

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