「春の海ひねもすのたりのたりかな」――日本人にもっとも愛された名句の魅力を、人気俳人が解説
「春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな」――俳句に詳しくない人でも、どこかで見たり、聞いたりしたことがあるのではないか。日本人にもっとも愛された名句の一つと言って良いだろう。これは松尾芭蕉、小林一茶にならぶ「江戸時代の三大俳人」のひとり、与謝蕪村の代表的な句である。
俳人の黛まどか氏は、新刊『蕪村 「日常の美」の発見者』で、この名句の魅力と誕生の背景について詳しく解説する。以下、同書から一部を再編集して紹介しよう。
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