こんな甘い処分で少年たちの暴走を止められるのか…“バールで頭を殴打”の強盗事件を起こした17歳が「逆送なし」で少年院に 79歳被害者の思い
こんな甘い処分をするから少年たちがつけ上がるのだーー。今年6月、デイリー新潮が報じた79歳被害男性の告白記事は疑問や怒りのコメントで埋め尽くされた。一歩間違えれば死んでいたかもしれない凶悪犯罪だった。だが、裁判所は加害少年を「反省している」と決め付け、被害者の意向も聞かないまま「逆送なし」の少年院送りにしたのだ。(2026年6月9日配信の記事を加筆・修正して再配信します)
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【写真】タバコをふかし、眉を剃って…呆気なく逮捕された17~25歳容疑者たちの「素顔」
「先輩から誘われて怖くて加わった」
埼玉県狭山市在住のAさん(79)は、2月、妻と自宅で就寝中に4人組の強盗に襲われ、目の骨を骨折する重症を負った。逮捕されたメンバーには17歳の少年も含まれていた。
未成年者が起こした事件は全て家庭裁判所に送られる。家裁では非公開の少年審判が開かれ、保護観察処分などの判断が下されるが、殺人、強盗等、現住建造物放火などの重大犯罪で、刑事処分が相当と判断された場合は検察官送致となる。いわゆる「逆送」である。逆送になって起訴されると、少年であっても成人同様、公開の法廷で裁かれる。
今回は強盗致傷という重い罪であり、Aさんは、少年が直接手を下していようがいまいが逆送になると思い込んでいた。だが5月、さいたま家裁川越支部は、少年を逆送せず、第1種少年院への送致を決定した。Aさんはこう憤る。
「本人の供述によれば、先輩から誘われ、怖くて断れずに犯行に加わったんだそうです。被害者に申し訳ないことをした、とちゃんと反省し、将来弁済したいとも話しているので、今回はちゃんと指導した上で少年院送致にしたとのこと。ただ、一歩間違えれば死んだかもしれない私の立場からすれば、少年の言葉は真に受けられません」
謝罪・弁済の話は一切なし
実際、少年から詫び状の一つももらっていないし、被害弁済の話すら受けていないと話すのだ。
「普通は親がすっ飛んでくるものでしょうがそれもない。奪われた現金も返ってこないし、治療費、弁護士費用など事件のため出費ばかり重なっています」(Aさん)
謝罪がないのは他の容疑者も同様だという。自宅の目の前には、祖父母と共に岩田咲人容疑者が住んでいたが、
「なしの礫です。祖母とは先日、自治会費の集金に来た時に顔を合わせましたが、何にも言ってきませんでした」(Aさんの妻)
実は岩田容疑者はAさんの孫と同級生で、一時はAさんの孫が住むアパートに居候するなど家族ぐるみで親しい関係でもあった。一家で踏んだり蹴ったりの目にあっているのである。
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