こんな甘い処分で少年たちの暴走を止められるのか…“バールで頭を殴打”の強盗事件を起こした17歳が「逆送なし」で少年院に 79歳被害者の思い

国内 社会

  • ブックマーク

罰を軽くしてしまったら再犯を防げない

 Aさんは少年に対しても、大人同様、厳しい罰を与えるべきだと訴える。

「親の教育が悪いとか、環境が悪いとか言っても始まらない。こういうメチャクチャなことをしでかす子供たちが存在していることを踏まえた上、社会はきちんと犯罪者たちに対峙していくべきです。それには、悪いことをしたらそれ相応の罰が待っていると教え込む必要があるでしょう。この程度なら少年院で済むと思われたら再犯に走ってしまう可能性があるし、真似する子供も出てきます」(Aさん)

 そして、一軒家に暮らす高齢者に対してこう注意喚起する。

「私は会社役員ではありますが、勤め先は中小企業。決して金持ちではありません。世間で強盗事件が多発していることはニュースで見ていましたが、まさか自分がターゲットになるとは思っていなかった。だから同世代の方々には、自分は大丈夫だとは思わないでほしい。いつ何時でも強盗に入られるかもしれないという危機意識を持って、防犯カメラを見えるよう設置するなど、入念な対策を講じてほしいです」(同)

 実際、Aさんの家の敷地は地域の中では比較的大きかったが、豪邸では決してない。少年以外の3容疑者の裁判はこれからだが、Aさんは「きっちり責任を取ってもらうよう、4人全員に対して民事で損害賠償を求め徹底的に闘っていくつもりです」と語った。

 記事配信から2カ月――。

 Aさんの息子に連絡を取ると「何も進展はありません」と話した。

「少年側からも、目の前に住んでいる岩田のおじいさん、おばあさんからも何のリアクションもありません」(Aさんの息子)

 Aさんの怪我はすっかり回復。「取材を受けてよかった」と話しているという。

「たくさんついたコメントも目を通して、『司法制度に一石を投じられて良かった』と喜んでいました。弁護士からは、刑事裁判が始まるまで長ければ1年半かかる、民事も刑事を待たないと始められないと言われています。被害を受けた側としては刑事裁判の遅さも何とか改善してほしいところです」(同)

 関連記事【就寝中に4人の強盗が…バールで頭を殴打され妻と自宅に監禁された79歳男性が語る「恐怖の30分間」 逮捕者に17歳少年と「向かいに住む20歳男」】では、強盗の「意外すぎる犯人」と「恐怖に震えた30分間」についてAさんが証言している。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。