76年のデビューから50周年! “ゲテモノ扱い”から“国民的スター”にのぼりつめた「ピンク・レディー」伝説 いまや“定番のお茶”を流行らせた実績も

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「昔は身を削ってたけど、今は寿命を削ってる(笑)」

 45歳になったケイが、息を切らせてステージ上から告げる。

「昔は身を削ってる感じだったけれど、今は、寿命を削ってる感じです(笑)」

 隣でミーが応じる。

「でも、年を重ねるのは、素敵なこと」

 満員の観客が、大拍手で応える。2人は1996年に20周年を祝して一旦復活。2003年からは本格的に復活し、2年に及ぶツアーをおこなった。会場はどこも鈴なり超満員で、メディアとしては「ピンク・レディー フリツケ完全マスターDVDブック」(講談社)が2巻、2人の解説付きで発売。ツアーの密着番組も放映され(※3)、歌唱シーンは歌詞の字幕付きだった。丹念に臨んだこのツアー後の観客の感想が、以下で埋め尽くされていたのも感慨深い。

「振り付けが完全にスキルアップしている」。

 2005年2月13日には、大阪城ホールで行ったコンサートは、2人がやりたくてしょうがなかった、障害者支援のための催しだった。手話を交えステージを繰り広げる2人の姿がそこにあった。

 2011年からは適宜、復活している2人。ちなみに2003年のツアーでは、“戦友”阿久悠(2007年に逝去)から、最後の新曲を贈られている。タイトルは「テレビが来た日」だった。以下に歌詞を抜粋したい。

「テレビが来た日
 テレビが来た日
 それは家族が増えた日」

 ピンク・レディーは、テレビが家族だった時代の、最高にして永久のヒロインである。

※1:アニメは10月3日、午後7時半から放送の「ピンク・レディー物語 栄光の天使たち」。映画は12月16日公開の「ピンク・レディーの活動大写真」。

※2:「UFO]の売上枚数はオリコン調べ。また、静岡県警のポスターはもう一種類あり、煽り文は「UFOだって交通安全よ!」だった。

※3:日本テレビ系「スーパーテレビ情報最前線『人気復活!ピンク・レディー47歳の挑戦!!~だから私たちは歌い踊り続けたい…』」(2005年4月18日放送)

瑞 佐富郎
愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。「デイリー新潮」での執筆等、プロレス&格闘技ライターとしての活動が中心で、著者も多数上梓しているが、ライブハウス通いを好み、音楽にも造詣が深い。携わった書籍に『All You Need Is THE BEATLES』(宝島社)などがある。

デイリー新潮編集部

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