「批判は見当違い」「扇動されたマスコミと世論が…」 福岡県議会“カツアゲ”疑惑 渦中のドン・蔵内議長が支援者に送った「説明文」の呆れた中身
批判は「扇動されたマスコミと世論」によるもの
折しも、蔵内氏の選挙区である筑後市では、さらに支援者や協力者を呆れさせる手紙を送付していたという。
筑後の地元政界関係者が言う。
「蔵内さんは、支援者や地元の地区長、自身の推進する事業に携わった関係者などに、8月6日から“説明文”のような手紙を送っていたのですが、その中身に地元の人々は唖然としています」
問題の“説明文”は、時候の挨拶のあと、こう始まる。
〈今、福岡県議会は、一部議員の突然の告発に扇動されたマスコミと世論による批判の嵐に晒され、県議会のみならず福岡県の名誉さえ、地に落ちています〉
金銭授受問題に端を発した一連の報道と世論について、あくまでも“一部議員の突然の告発に扇動された”ものとしているのだ。
外部有識者による調査で…
告発した吉松議員が金銭を渡した相手としてやりとりの音声を公開し、声紋と“99.99%以上一致”という鑑定結果が出た中で辞職した中尾正幸前副議長(61)についても、
〈矢面に立たされた中尾正幸副議長は、政治家の身の潔白を示す手段として『議員辞職』を決断し、法廷で決着をつける道を選択しました。私は、一度は慰留したものの、私をこれまで本当に良く支えてくれた彼の私心のない思いを尊重し、これを後押しすることといたしました。私は彼を信じています。そして、私自身も、一部の者から金銭授受の当事者として名指しをされていますが、全く身に覚えがありません。これらは、これから始める外部有識者の調査で真相が明らかにされると思います〉
蔵内議長はこれまで、“時間がかかる”という理由をあげて頑なに日弁連のガイドラインによる第三者委員会設置に反対し、外部の有識者による聞き取りを行うとしてきた。それが一転し、8月5日には突然“第三者委員会を設置する”“第三者委員会に否定的な考えを持っていたわけではない”“私自身も第三者委員会を設置していただけるならば、それがベストだなと思っていた。第三者委員会は設置するハードルが高かったわけではありますが、要綱等で設置できると判明いたしました”などと言い出したのである。
ところが、“説明文”では、
〈県議会事務局が議会と関りがない第三者(外部有識者)に委託して実施しようとしているこの調査を日本弁護士連合会がガイドラインで示す『第三者委員会』と比較し、批判する意見がありますが見当違いです。この調査は、ガイドラインの趣旨を満たすだけではなく、一刻も早く真相を解明し、県政を前に進めるという目的に、よりふさわしいものですから、私は誠実に協力し、その結果に真摯に向き合います〉
としたためている。
有識者による調査を第三者委員会と比較して批判するのは“見当違い”と言い切り、有識者の調査は“目的によりふさわしいもの”と書いているにも関わらず、その一方で、マスコミの取材には「第三者委員会がベストだと思っていた」などと語っているのである。
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