麻生太郎氏は「現代の藤原道長」か…皇室典範改正のウラで消えた“べらんめえ”調の麻生節 高市首相を「よく頑張っている」と評するのは本音か建て前か

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高市は「明るい」石破は「暗い」

 85歳の重鎮、高市政権を支える実力者、麻生がたまに話す言葉が重みを増し、政局を左右する。一方で「べらんめえ」調の麻生節が最近聞かれないのは、寂しい気もする。

 麻生は高市のことをどう思っているのか。7月14日、自民党本部で党中央政治大学院の特別講座が開かれ、60人以上の衆院当選1回議員を前に麻生が約20分講演した。講演は非公開だったが、出席者によると、次のような話があったという。

「何のために国会議員になったのかを考えなければならない。国会議員になるというのは『手段』であって、『目的』ではない。国会議員になって何をするかだ」

 まずは政治家としての心構えを説いた。その上で、石破茂前首相の名前を出して高市と比較し、「石破はどこか暗かった。リーダーは明るくなければならない。高市は明るい。そこがいいんだ」などと述べていたという。

 麻生派議員によると、麻生は派閥の会合でも「高市首相は明るいし、よく頑張っている」と話すことが多く、高市を評価しているそうだ。これをどこまで信じていいかは、人によって異なるだろう。

 高市は麻生の「あやつり人形」と化すのか、維新との連携を深め、麻生支配から脱したいと思うのか──。

 後編【「首相として決めたのであれば反対はしない」は“麻生副総裁”の本心か? 高市首相とのパワーバランスを左右する「幹事長人事」と「消費税減税」という関門】では、幹事長人事の行方と、消費税減税を巡る高市VS麻生の確執について詳しくお伝えする。

村田純一(むらた・じゅんいち)
1986年、時事通信社入社。90年から政治部。海部政権で首相番。自民党の小渕恵三幹事長、小沢一郎竹下派会長代行ら、民社党、公明党を担当後、羽田政権、村山政権で首相官邸を取材。96年経済部で経団連など財界担当。97年政治部に戻り、自民党の山崎拓政調会長番。選挙班長、防衛庁担当などを経て、2001年8月からワシントン特派員。外務省キャップ、政治部次長、福岡支社長などを経て20年7月より時事総合研究所代表取締役。23年6月より現職(時事総研研究員兼務)

デイリー新潮編集部

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