「プーチンの戦争を日本製品が支えている」「パートナー企業が日本に」米紙が報じた“スパイ天国”の実態

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 ロシアによるウクライナ侵攻から4年。激戦地だけでなく、キーウなどの市街地への容赦ない攻撃は今も続いているが、ロシアのミサイルなどの兵器の9割に日本製のパーツが使われていると、ウクライナは指摘している。それらを調達しているのは、日本に滞在しているロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の将校だという。いかにして“禁制品”を入手し、ロシアに送っているのか。そこには日本のパートナー企業の存在があると、米紙は指摘する。

ロシア「GRU」第20局の男

〈プーチンはいかにして日本をスパイの巣窟に変えたのか〉

 米ニューヨーク・タイムズがこう題したニュースを報じたのは7月12日のことである。外国の情報機関にとって日本はスパイ天国という話はかねて言われてきたが、今や我が国はロシアの兵器調達の重要な拠点になっているというのだ。

 ウクライナ政府の推計によると、ロシアのミサイルやドローンの90%に日本製の部品が使用されているとも。ロシアの戦いは日本などから入手している技術によって支えられている――そう指摘する同紙によると、日本でその工作を担うロシア軍参謀本部情報総局(GRU)第20局の中心となるのが「マクシム・ウラジミロビッチ・フィルチェンコフ」という49歳のロシア人将校だ。

表向きはアエロフロート社員

 フィルチェンコフの表向きの肩書は、ロシアの航空会社「アエロフロート」東京オフィスの社員。ウクライナ侵攻によって必要な機材やサービスが手に入らないため、事実上の運航停止状態にあるが、日本においてはそのパートナー企業が現在も活動していると同紙は指摘する。

 その企業とは、都内の湾岸工業地区にある航空サービス会社で、ニューヨーク・タイムズは、この企業の社長にもインタビューし、実名で報道している。

 取材に対し、同社社長はフィルチェンコフがロシアの情報機関と関係していることを知らなかったと主張し、禁制品をロシアへ輸送する手助けを求めたとの報道を否定。報道を受け、〈同記事において示唆されているような違法行為や不正に関与した事実一切はございません。同記事の内容は、客観的な事実及び当社の認識とは異なります〉とHPに反論文を掲載した。

 週刊新潮編集部が改めて取材を申し込んだところ、

「恐れ入りますが、本件に関する個別の取材・インタビューには対応しておりません」

 との回答があった。

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