カンヌ映画祭で脚光『急に具合が悪くなる』に触れた闘病中のがん患者が「孤独が和らいだ」と明かす理由 「がんになってぼんやりと考えてきたことが言葉になっていた」
現在62歳のY・Jさんが、膵臓がんに罹患していることを告知されたのは2年ほど前のことでした。大学卒業後、テレビ局で数多くのドキュメンタリー番組や教育番組の企画・制作に携わり、退職後は大学でメディア論について教えてきたY・Jさん。彼の日常は、告知を受けた日を境に大きく変貌を遂げます。日本人の2人に1人が生涯に1度は罹患する病でありながら、誰もが自分事として捉えたくない、できることなら無縁のままでいたい病――。なかでも難治性で知られる膵臓がんに罹患したY・Jさんは、失意と逡巡の日々を送りながらも、いつしかがん患者としての経験を「言葉に書き残したい」と考えるようになったそうです。...

