ブラジルの病院のベッドで靴を脱いだら、なぜ叱られたのか――日本人が戸惑う海外のルール
家に上がるときや、ベッドで横になるときは、靴を脱ぐ――。日本人には当たり前のこの習慣は、海外では通用しない。
国際日本文化研究センター所長の井上章一氏は、ブラジルのリオデジャネイロの病院で手術を受けることになった。そして、ベッドに上がろうと靴を脱いだ瞬間、医師にたしなめられた。なぜそんなところで靴を脱ぐのか、と。
この思いがけない「文明の衝突」体験から、井上氏は日本人の「靴を脱ぐ」という強固な民族的習慣に関心を抱き、その内実を徹底的に調査することになる。...

