香港で夢の“メイド付きセレブ生活”…「もう日本には戻れない」思っていたのに “1回10万円の占い”に孤独な駐妻が依存するまで

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メイド付き高級マンションでの新生活

 外資系金融勤務の夫の海外赴任に伴い、小学生の娘を連れて香港・レパルスベイへ渡航した奈緒さん(仮名・30代)。レパルスベイは治安のよい高級住宅地で、「外国人駐在員にも人気のエリア」として知られている。

「香港は、観光で訪れたことがあったので多少の馴染みがあったんです。日本人の駐在ファミリーも多く、教育水準も医療レベルも高いと聞いていました。そのため、海外生活への不安よりも、新しい暮らしに対する期待のほうが大きかったですね」(奈緒さん、以下同)

 実際に現地での生活が始まると、奈緒さんは、日本では考えられないほど恵まれた住環境に感動したという。

「会社が用意してくれた高層マンションは、高級ホテルのような造り。海が見える広々とした3LDKに、居住者専用のジムやプールまで付いていました。さらに自宅にはメイド用の部屋もあり、住み込みではないものの、フィリピン出身のヘルパーが定期的に出入りして家事全般をこなしてくれます。至れり尽くせりの毎日に、『これはもう、日本での生活には戻れないかも』と思うほど、環境の良さに満足していました」

 誰の目にも理想的な何不自由のない暮らし。しかし、そんな生活が数ヶ月、半年と過ぎていくにつれ、奈緒さんの家庭には少しずつ隙間風が生じるようになっていた。

激務の夫と反抗期の娘。孤独な家庭生活

 まず変化が訪れたのは、子どもの様子だった。小学5年生になった娘と、些細なことで衝突することが増えていった。反抗期に差し掛かったということもあるにせよ、住み慣れた日本を離れ、言葉も通じない異国での生活が、子どもにとって少なからずストレスになっていたのだろう。奈緒さんとふたりきりの夕食の時間でもタブレットを手放さず、無言のまま部屋に引きこもってしまう――。

 娘との関係に頭を悩ませる奈緒さんだったが、一番の支えになってほしい夫に相談することはできなかった。夫は香港に赴任してから、日本にいた頃よりもさらに多忙になっていたからだ。

「帰宅は連日遅く、毎日疲れてぐったりしていました。やっと迎えた週末も、取引先とのゴルフや付き合いに朝早くから駆り出され、家族でゆっくり過ごす時間はほぼありません。娘の学校での様子や、母娘関係の悩みを夫と共有したくても、深夜クタクタになって帰ってくる夫にそれを言うこともできない。異国の地で、子育ての負担や不安をすべて自分1人で背負い込んだような孤独感がありました」

 駐在妻の知り合いはできても、出会って数ヶ月の人に家庭の悩みを打ち明けることはできなかった。そんな時、奈緒さんが出会ったのが「紫微斗数(しびとすう)」という占星術だった。

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