「あなたと私は恋愛関係になる運命」…信者6人の命を奪った「女祈祷師」の“色と欲” 暴力的な“御祓い”のきっかけは「21歳の元自衛官男性」

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「彼女はすぐ霊が降りやすいタイプ」

「まださっちゃんの夫が失踪する前のことですが、2人が入っていた郡山の“神の郷”から4人の偉い人がやって来たことがあったんです」

 と、幸子ののめり込みぶりについて親友の1人がこんなことをいう。

「誘われて私、さっちゃんの家に行ってみたんです。そうしたら、その偉い4人が“家から悪魔を祓う”なんて言って、“エイッ、エイッ”と、手刀を切って気合を入れだした。そしてさっちゃんに向かってそれをやり出すと、彼女は突然錯乱したみたいに頭をもの凄い勢いで振り始め、同時に右手で自分の太ももを激しく叩き始めたんです」

 その4人は幸子のことを、

「“江戸時代に三角関係のもつれから殿様に右手を切り落とされた女の生まれかわりなんだ”と説明していました。しかし、いつまで経ってもさっちゃんの錯乱状態が直らない。最後にはご主人が怒り出して“女房をこんなふうにして”と言い、本部に電話をし始めたほどでした。さっちゃんはいったんは元に戻りましたが、すぐまた同じ錯乱状態になった。なんでも彼女はすぐ霊が降りやすいタイプなんだそうです」

 やがて、幸子はその“神の郷”を離れて、自らが神となって、祈祷を始めるようになるのである。

新興宗教を辞めて自ら祈祷師に

 名称が「天子の郷」に変わった当の新興教団は、ある女性タレントの父親が教祖で知られる。全国で信者数およそ200名。教団関係者によると、

「天子の郷は特段ご本尊があるわけではなく、江藤さんがやっていたという太鼓や“おひかりさん”という石などを使って儀式をおこなうということもありません。ただ、手かざしで病気や悩みを治したりすることはあります。江藤さんは平成2年から郷に入っていますが、郷人(信者のこと)の中でも霊感は強く、蛇やタヌキ、それに昔、戦さで亡くなった武将の霊などをたやすく呼びだすことができました。それが平成5年の2月頃、突然夫婦ともに辞めてしまいました。なんでも次女がひどい頭痛持ちで、いくら信仰しても治らないため教団に疑問を持ったとのことです」

 天子の郷をやめた幸子は、今度はひたすら自ら祈祷師となって、浄霊に励むようになったらしい。昨年秋以降、3度ほど幸子に浄霊してもらった女性(19)がいう。

「私は死んだCさんの同級生なんです。彼女に誘われて家に行きました。あの頃はまだ太鼓のバチで信者を叩くようなことはなく、手刀で“エイッエイッ”って何かを祓ってくれました。でも気味悪いのですぐやめました」

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