一億総「意識高い系」時代の落とし穴 「SNSで仕入れた凡庸な意見」を社会に押し付けようとする人たち
SNS、海外ニュース、生成AIなどで仕入れた知識を、画期的なものだと思い込んで、それを他者に押し付け、社会を変革しようとする人が増えている。しかし、そのような知識は本当に当人が思うほど優れたものなのか。
京都大学名誉教授の佐伯啓思氏は新刊『日本人の精神I 権威と空気の構造』(新潮選書)で、メディアからの情報に浴した大衆は、自分を一般社会の「斜め上」の存在だと錯覚し、受け売りである平凡な意見を自らの画期的な意見だと思い込んでしまうと指摘する。以下、同書から一部を再編集して紹介する。...

