「中学時代からバイクに乗ってたばこを吸い…」 三原市・生き埋め強盗殺人、倉本容疑者の「借金まみれ」の素顔 「ギャンブルで1億円スッた」と周囲に吹聴

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 世間には、息をするようにうそをつく人間がいる。旧友を生き埋めにして殺した倉本幹太(29)が、まさにそうだった。

 昔はヤンチャだったが性根を正して働き、職場では“将来の社長”と目されるまでになった。妻子を得てマイホームも建て、近所から“真面目な父親”と見られてもいた。だが結局、性根も染み付いた悪癖も、直っていなかったのである。

 まずは、社会部デスクが事件について解説する。

「倉本が広島県警に強盗殺人容疑で逮捕されたのは6月29日。今年4月、広島県三原市の会社敷地の地中から、市内に住む鉄工業の29歳男性の腐乱遺体が見つかった事件です」

 男性は、徳田雅希さん。倉本容疑者とは地元の同学年の知人だった。

「通っていた中学校は別でしたが、二人は中学時代からバイクを乗り回したりたばこを吸ったりしてつるんでいた“ヤンチャ仲間”。その旧友を、倉本はパワーショベルやダンプカーなどの重機を使って大量の土砂で穴の中に埋めるというむごい殺し方をしたわけです」(同)

 犯行目的は、徳田さんに借りた約700万円の返済を免れるためと、もう一つの惨殺事件を隠蔽(いんぺい)するためとみられている。

 惨殺事件は、今年2月16日未明、三原市から40キロ離れた東広島市で起きた。犠牲になったのはリフォーム会社代表の川本健一さん(49)=当時=。倉本容疑者の親族だ。

ギャンブルで8000万円の損失

 社会部デスクが続ける。

「川本さん宅に何者かが侵入し、刃物で川本さんの首を刺して殺害。家に火を放ちました。目下、県警は倉本徳田の二名のみが関与したとみています。生き埋め事件は、徳田さんが捜査線上に浮上したことを知った倉本が、共犯者の口を封じるために“消した”可能性が高いとの見立てです」

 捜査の過程で、次のような事実も判明した。

「倉本は“下請け会社に外注費が必要”と偽って会社や取引先から計約400万円をだまし取っていました。徳田さんの遺体発見後、詐欺容疑などで3回逮捕、詐欺罪で起訴されています」(同)

 だまし取った金は、ギャンブルに。昨年5月以降の1年間にギャンブルで8000万円の損失を出していた。

 川本さんの知人が深いため息をつく。

「倉本は、川本さんの奥さんのごきょうだいの息子。三原市内の中学を出て県内の高校に進みました。中学ではサッカー部に入っていたけど、ガラの悪い連中とも付き合っていた。高校に入るとエスカレートし、ご家族の手に余るようになり、10年ほど前に川本さんが自分の会社に入れて面倒を見ていたのです」

 意外にも、倉本容疑者は現場管理や営業の仕事に真摯に取り組んだ。

「同時期に家庭を持った影響もあったのでしょう。いかつい見た目なのに言葉遣いも仕事ぶりも丁寧だと、社内外で評判になった。川本さんも目を細めて“将来は会社を継いでもらいたい”と伝え、年収800万~1000万円ほどの給料を出していた。5年前、倉本が三原市内に家を建てた際にも、いろいろとアドバイスしたといいます」

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