女性への不適切行為、ギャンブルに1617億円…マスターズ3度制覇の米ゴルフ界「フェアウェイの貴公子」はなぜ道を踏み外したのか

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名前がなかった2名の選手

 今季最後のメジャー大会、全英オープン(7月16~19日)の開幕が刻々と迫る中、今大会出場資格獲得を目指す最終予選が英国内の4か所で行われた。

 リブゴルフ選手は10名が挑んだが、晴れて出場資格を手に入れたのは、若手のピーター・ユーラインなど3名に留まった。かつてPGAツアー時代に活躍し、名を馳せたセルジオ・ガルシアやマーク・リーシュマン、アニルバン・ラヒリなど7名は、いずれも敗退となった。

 すでに全英オープン出場資格を有しているリブゴルフ選手はブライソン・デシャンボーやジョン・ラームなど9名。そこに今回の最終予選を通過した3名を加えた合計12名が、戦いの舞台となるロイヤル・バークデールに向かうことになる。

 しかし、その中に、これまでなら必ず見られた2名の選手の名前が無いことが、米ゴルフ界で取り沙汰されている。

連続出場記録を自らストップ

 そのうちの1人は、42歳の米国人選手、ダスティン・ジョンソンだ。

 2016年全米オープン、2020年マスターズを制したメジャー2勝のジョンソンは、PGAツアー通算24勝を挙げた強者だが、リブゴルフへ移籍後のメジャー大会では低迷している。

 2020年マスターズ優勝で手に入れた他のメジャー3大会出場のための5年シードが期限切れとなり、今年の全英オープンに出場するためには最終予選などを経る必要があった。だが、一度は提出した最終予選へのエントリーを取り下げたことが判明。これにより、2009年から続いていた彼の全英オープン連続出場記録は途絶えてしまった。

 なぜチャレンジしなかったのか。傷病なら仕方がないが、心身はプレーできる状態でありながら、最終予選に挑まずして、自ら記録をストップさせてしまったのだとしたら、なんとも残念なことである。

メジャー4大会すべて出場せず

 今年の全英オープン出場者リストに名前が見当たらないもう1人のリブゴルフ選手は、米国出身の56歳、フィル・ミケルソンだ。

 マスターズ3勝、全米プロ2勝、全英オープン1勝を挙げ、メジャー6勝、PGAツアー通算45勝を誇るミケルソンは、ミュアフィールドで開催された2013年全英オープンの覇者となったため、60歳までは同大会に出場できる。しかし今年は出場しないことが代理人を通じて発表された。

 ミケルソンはリブゴルフの今季開幕2戦を「家族の健康上の理由」で欠場。続く南アフリカ大会には出場したが、48位タイと振るわず、その後はマスターズも全米プロも欠場。そして、USGAから特別招待されなかった全米オープンは出たくても出られず、今季最後のメジャー大会である全英オープンは出られるのに出ないことを選んだ。

 ミケルソンの姿がメジャー4大会すべてにおいて見られなくなるのは、今年が初めて。欠場理由はいずれも「家族の健康上の問題」とされている。

 しかし、「本当に?」「他に理由があるのでは?」という声が方々から聞こえてくる。

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