天皇陛下のお気持ちはどこに 「皇室典範改正」は世論を無視した高市政権のギャンブル

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「愛子天皇」への期待

 では、国民の声とはどういったものなのか。各種の世論調査では「愛子天皇」への期待が極めて多くなっているのは間違いないが……。

「世論調査や街頭インタビューなどでの対象者への調査・取材の仕方や質問の中身の不備を問う声は少なくありません。制度のややこしさもあり、前提をどのくらい説明するかでも回答は変わりえます。対象者への聞き方に微妙な部分が多く、それが愛子天皇待望論につながっているのではないかとの指摘はあります。一方、国民に共通する声は実際には“長子継承”ではないかとの理解のされ方が有力ですね。仮に現在その制度があれば、愛子さまが皇位継承順位1位となるわけです。ただしこの件は多数決でどうこうという問題ではありません。可能な限り国民の理解あるいは理解を得る努力をしてもらいたいというのが陛下の思いなのではないでしょうか」(同)

ギャンブルを行った

 もちろん一部で取りざたされているような、現行の皇室典範では認められていない「愛子さまを天皇陛下に」という点について天皇陛下が求めたということでは断じてなさそうだ。

「むしろ今回は高市政権がギャンブルを行ったという見方で間違いないと思います」

 と、政治部デスク。

「政権の支持率が高いとはいえ、皇室に親しみを持つ国民の割合の高さの比ではありません。皇室典範の改正は丁寧に説明するなどして進めて行かないと一気に支持を失ってしまいかねないことは官邸は痛いほど理解しています。それでもなお改正をしようというのは、選挙で歴史的大勝を果たしたとはいえ、そこに安住してしまうのは良くないという考えがあるのでしょう。ある意味でギャンブルなのだと見ています」(同)

 目下、皇族のお気持ちは不明なままだが、麻生氏の気持ちだけが強く伝わって来る状況。ここに国民の理解はついていけるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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