「色紙を30枚描いてくれないか」中国人の画商が提示した“驚きの金額”…日本の人気イラストレーターが狙われる理由とは

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激動の時代のなかで生き残りを模索

 H氏によると、既に海外の画商や、企業の関係者と契約などの相談を行っている作家は他にもいるらしい。しかし、なかなかこうした情報は業界内でも回ってこないという。H氏がこのように話す。

「イラストレーターの世界は、弱肉強食だと思います。同業者同士はライバルなので、仲が良いように見えて、実際は表面的な付き合いになりがち。パイの奪い合いなので、同業者同士で助け合おうという意識はないし、有益な情報ほど教えてもらえないんですよ。

 現在は、生成AIが出現し、大きな文化の転換期にあります。私もイラストの仕事を選んだ以上、暗中模索しつつも、必死にもがいて、生き残っていくしかないと思っています」

 イラストレーターの生き残りをかけた戦いが水面下で始まっている。そのための方法を試行錯誤している人が多いことは、どうやら間違いないようだ。技術革新に伴う変化をピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかでも、未来は変わってきそうである。

ライター・山内貴範

デイリー新潮編集部

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