元妻への養育費を「欲深すぎる」と年下の再婚妻はガチギレ… 「毎日、薄氷を踏むよう」40歳夫が送る大後悔の日々
「婚約破棄された」年下女性に惹かれて
娘が小学校に上がったころだった。功太さんは仕事で知り合った年下女性に心惹かれた。とはいえ自分から近づくことはできない。だが、ものごとはどう展開するかわからないものだ。その美千さんという女性のほうから食事に誘われた。
「その仕事はずっと続くわけではなくて、その1回だけ。しかも彼女はその仕事を最後に退職する予定でした。食事くらいいいかなと思って行ったんですが、彼女の雰囲気が暗くて……。明るくて生き生きしている人だったから、どうしたんですかと尋ねたら、『ついさっき、婚約者から婚約破棄されたんです』と。すごいタイミングで会ってしまった」
美千さんは愚痴をこぼし、婚約者を罵倒しながら飲んだ。その激しい口調やせつない表情から、功太さんは美千さんがどれだけ相手を好きだったかを察した。なぜか羨ましかった。本気で恋してその恋に破れた人を目の前にして、功太さんは惹かれてしまったのだ。
「帰り際、かなり酔った彼女を支えて歩きながら、そんなヤツ、忘れてしまえ、忘れさせてやると言ってしまいました。僕もつられて激していたのかもしれない」
そのままホテルに行った。相手の弱みにつけ込むような行動だったとあとから恥じたが、その夜の彼女を帰すわけにはいかないとも思っていたという。
「離婚してほしい」に、朋美さんは
ふたりはそれからときどき会うようになったが、美千さんは「不倫は嫌」と言い張った。わかった、離婚するからと勢いに任せて功太さんは胸を叩いた。帰宅が遅くなったり、急に不機嫌になったりする功太さんに何があったのか朋美さんは察していたのだろう。数ヶ月後に「離婚してほしい」と功太さんが言ったとき、朋美さんは何も言わずに自分から離婚届を差し出した。すでにサインがしてあった。
「こういうときにみっともなくすがりつくことだけはしたくないの。朋美はそう言って、娘を連れて出ていきました。すでにアパートも借りていたようです。自分から言い出したのに、僕は捨てられたような気分になりました」
何も話し合わなかった。だからこそ、彼は朋美さんに毎月、養育費を送ることを決意した。一方で美千さんとの結婚話は進んだ。
「美千は僕より9歳年下でした。年下だから好きになったわけじゃないけど、若いなあと思うことはよくありました。それが僕にはまぶしかったし、自分も生き生きと暮らしたいという活力にもなった。彼女に言われるがままに婚姻届を出しました」
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