「変なおっさんが家に来て…」京都小6遺棄事件で浮かぶ“子連れ再婚”のむずかしさ 専門家が唸った成功例「シンママ母に息子が出した条件」とは
京都府南丹市で起きた京都小学生遺体遺棄事件をめぐって、被害者の安達結希さんが、父親・安達優季容疑者について「変なおっさんが家に来てケンカばっかり」「お父さん大嫌いや」「(父の)名前出さんといて」と周囲に語ったことが報じられている。
事件の背景には、義理の親子関係の不和があったのだろうか。
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【実際の写真】“取材禁止”の張り紙が! 「結希くんの義父」が住む「立派すぎる日本家屋」
デイリー新潮が掲載した記事「『京都小6遺体遺棄事件』で“シンママ恋愛”批判の的はずれ… 『小学生男児を連れて再婚』の現実を専門家が解説」にも、実子とは異なる親子ゆえの問題を指摘する声が多く寄せられた。
「今回の事件のような事情の家庭……つまり子連れ再婚のステップファミリーはいまや“特別な家庭”ではありません。誤解を恐れずに言えば“どこにでも起こりうる”ズレが大きく積み重なった、最悪の結果だったのかもしれません。結希さんが、“殴られているのを見た”“お父さん大嫌いやと言っていた”などと報じられたことについては、本当に胸が痛みます。」
と、「子連れ再婚」のむずかしさを語るのは、日本家族問題相談連盟理事長で公認心理師の岡野あつこ氏だ。
結希さんの母と容疑者は昨年春の時点で交際しており、昨年12月に結婚したと報じられている。
「生活の中に、さらにいえば自分が安心できるはずの家の中に嫌悪をいだく男性が現れ、父親となってそばにいた日常……さぞや苦しい日々だったろうな、と思います。子連れ再婚は、大人の“再スタート”ですが、子どもにとっては“環境の強制的リセット”。実の親も、義理の親も、大人はしっかりと子どもに向き合い、寄り添っていかないと成立しません」(岡野氏、以下同)
危険な「いきなり同居」
岡野氏が相談を受けるケースで問題が多いのは、次のような流れだ。
「交際をスタートして早々に同居、新しいパートナーが“父親役”となって、子どもにしつけやルールを急に求めるケースです。こうした変化が一気に起きると、子どもは適応しきれずにストレスをため、反発する場合がある。私が相談を受けたケースでは、シンマグルマザーの女性に年若い彼氏ができた。やはり交際からわりと早い段階で小学5年生の息子と暮らす家で同居を始めたのですが、子どもはそれがとても嫌だった。“ママと僕の家に入り込んできた敵”と認識し、母親の前で、ことあるごとに彼を怒らせるようなことを言ったのです。結果、男性は親子との暮らしに嫌気がさし、母親とも破局してしまいました」
時間をかけて関係を築けていれば、また違った結果になった可能性もある。子どもと大人、どちらも幸せにしなかった事例だった。
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