「スマホ」「カーナビ」解析でバレバレだった「安達優季容疑者」の“犯罪隠蔽工作” 「立ち回り先がわずかな誤差で把握できる」
京都府警は4月16日、南丹市で行方不明になっていた安達結希くん(11)の遺体を遺棄したとして、被害男児の義父・安達優季容疑者(37)を逮捕、送検した。安達容疑者は容疑を認めており、結希くんの殺害を認める供述もしているという。13日に遺体が発見されてから一気に進んだようにも見える逮捕劇――どのような捜査が行われていたのか。
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【実際の写真】“取材禁止”の張り紙が! 「結希くんの義父」が住む「立派すぎる日本家屋」
安達容疑者の逮捕を受け、新聞各紙もこれまで溜めていた情報を報じ始めた。中でも気になるのが“スマホ解析”だ。
●読売新聞「父のスマホ解析 遺体発見」(4月17日付朝刊)
●産経新聞「スマホ情報解析 遺体発見」(4月17日付朝刊)
共同通信(4月17日付)の記事には《「位置情報とドラレコだ」。捜査関係者は捜査進展の裏側をそう明かす》ともある。もっとも、前日、南丹警察署で行われた会見で京都府警捜査一課長は、容疑者が浮上した経緯について「防犯カメラなどを捜査した」としか言及していない。どういうことだろうか。警察関係者に聞いた。
「もちろん防犯カメラの映像も捜査していますが、今回の事件に関わる地域は山間部だったため防犯カメラの設置台数が少なく、それだけでは決め手になる情報が得られなかった。なにより結希くんの目撃者がまったくなかったため、容疑者が運転する車のドライブレコーダーの映像、容疑者のスマホの位置情報を解析する必要がありました。ただ、その情報を警察がいつどのようにして得たかは言いにくいですからね」
ドライブレコーダーについては、結希くんの両親が捜査に全面協力するため提供したと当初より報じたメディアもあった。
あらゆるアプリと紐付け
「ドライブレコーダーについては、警察としても提供を求めることはやりやすかったと思います。『すれ違った車の映像を見たい』などと言えますからね。ただ、スマホに関しては、裁判所が発行する『捜索差押許可状』を提示して持ち帰ったかどうかはわかりません。容疑者を特定しているようで怪しまれてしまうため、任意で借り受けて解析したか、スマホのキャリアから情報を得たのだと思います」(警察関係者)
スマホの位置情報はGPS(全地球測位システム)を利用した機能だが、新聞によっては《スマートフォンアプリから得られる移動情報》とも《スマートフォンの位置情報》とも報じている。どちらなのだろう。
「スマホ自体にも位置情報は記録されますが、今や位置情報サービスはナビアプリや地図アプリはもちろん、店舗アプリ、クレジットカードやPAYカード、ポイントカードのアプリ、気象アプリ、万歩計機能がついた健康アプリ、ゲームアプリなどなど様々なアプリに紐付けられています。それはご自身のスマホを確認すればわかると思います。もっとも、スマホから得られる位置情報は、平地や山間部などによって違いがあり、数十メートルから100メートル程度の誤差が出ることがあります。一方、ドライブレコーダーからわかるのは言うまでもなく自動車の位置なので、運転者が車から降りてしまえばそこから先は記録されません。そのため両方の情報を利用したということでしょう」(警察関係者)
3月23日に結希くんが行方不明になってから警察が捜索した場所は、小学校を起点に徐々に広げていったわけではなく、ピンポイントに絞り込んでいたことがわかる。
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