「有名な暴力団が東京進出して戦争が起きそうなんや……」 昭和の週刊誌記者を翻弄した“タレコミ” 「謎の関西弁の男」の情報を“ホンモノ”と信じてしまった理由とは
俗に情報提供のことを「タレコミ」(垂れ込み)という。あまり品のよい響きではないが、辞書によれば、「密告」の隠語だという。そのものズバリ「密告(たれこみ)」(瀬川昌治監督、1968、東映)と題する映画もあった。懲役を終えて出所したヤクザの組長(安藤昇)が、自分の犯罪を警察に密告(タレコミ)した人物を探して復讐する話だった。このように「タレコミ」は、本来は警察用語だったが、いまではマスコミ業界や一般社会でもふつうに使われている。
ジャーナリズム史上、有名な「タレコミ」といえば、ウォーターゲート事件(1972年)における〈ディープ・スロート〉だろう。...

