20代利用率は男性が女性を逆転…増える「男の美容医療」 シワでもシミでもほくろでもない、ビジネスマンが“仕事のために”50万円でとっているもの

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知っておきたい「基礎知識と注意点」

 急拡大する市場の裏で、事前に押さえておきたい注意点もある。古賀院長は、男性患者は女性に比べて知識が乏しいケースが多く、「たった1回の治療で劇的に変わる」といった過度な期待を抱いている人も少なくないと指摘する。

「効果を出すために継続的な通院や、複数の施術の組み合わせが必要だとお伝えすると、『営業トークではないか』と警戒されてしまうこともあります。まずは先入観を捨てて、カウンセリングで、自分にどんな施術が必要かを、じっくり聞いていただきたいですね」(古賀院長)

 また近藤院長はコスト面でのアドバイスを付け加える。

「美容目的の診療は公的医療保険が適用されない自由診療です。表記されている施術代のほかに、3万~5万円程度の麻酔代がかかる場合もあります。一方で、症例写真の提供に協力することで、相場より20~50%ほど安くなるクリニックも多い。賢く活用するのも手でしょう」

 令和の男性にとって、美容医療はもはやコンプレックスの解消だけに留まらない。「デキる男」として外見を整え、自信を保つ手段として、すっかり市民権を得たといえる。近い将来、美容医療を利用したことがないという人の方が、むしろ少数派な世の中がくるのかもしれない。

お話を伺ったのは……

SOグレイスクリニック
近藤 惣一郎院長
京都大学医学部卒業。医学博士。脳外科専門医として第一線で活躍の最中44歳で美容外科へ転身。美容外科専門医(JSAS)「切らない目の下のクマ・たるみ取り」の先駆者として知られ、脳外科医時代に培った緻密な技術を活かした“自然な若返り”に定評がある。東京・品川の閑静な住宅街に佇む一軒家にあり、経営者や著名人らの支持も厚い。大阪にも分院あり。「ロンリー侍ドクター」としてメディアでも活躍中

Hana Beauty Clinic
古賀 愛子院長
熊本大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて心身医学を学んだ後、大手美容クリニックにて年間数千件に及ぶ症例を担当。2024年9月より「Hana Beauty Clinic」院長に就任。心療内科医としての経験を活かし、外見の改善だけでなく、患者の心に寄り添う丁寧なカウンセリングをモットーとしている。

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