公権力とメディアが“情報操作” これまでにない「令和の警察ドラマ」の見応えがハンパない

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 東京の治安と都民の安全を守るために、熱い正義感と清い倫理観をもって……という警察モノではない。舞台は警視庁広報課。上意下達の人間関係と組織の論理に振り回され、担当部署間の調整だけでなく、敏(さと)いオールドメディアとの駆け引きに奔走。国民の「知る権利」を重んじるテイで、世論をうまく誘導するのも仕事の一つ。見ているだけで胃が痛むようなこの部署を主軸に描くのが「東京P.D.警視庁広報2係」である。

 警察官の犯罪隠蔽(いんぺい)、実名報道の是非、報道協定に加害者家族への対応、警視庁上層部と政治家の癒着など、硬派かつ密度の濃い展開は、単純明快な勧善懲悪を求める人には合わない。...

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