「不良ガイジン」と呼ばれた男が東大、ハーバード大に現役合格 モーリー・ロバートソンさんの知られざる素顔

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自由とリスク

 他人や集団に頼らず、自分自身が変化していくしかないと唱えたのは、いかにもモーリーさんらしい。自分は自由にこうやりたいという意志を貫くため、リスクを引き受けてきた人である。

 だが、若い世代を中心に自ら挑戦して変化を遂げるより、リスクを避ける傾向が強くなっているのでは、とモーリーさんは感じ取っていた。

「何が危険なのかを知らなければ、事前に警戒するのも難しい。失敗してもそれは後にきっと活かされます、私もたくさん失敗をしてきました、と話していました。」(同)

 昨年8月、食道癌と診断された。治療をしながらテレビ出演や執筆を続けていたが、肝臓への転移も見つかる。

 1月29日、63歳で逝去。20年来のパートナーで女優の池田有希子さんが旅立ちを見送った。

 2015年から『週刊プレイボーイ』に連載していたコラム「挑発的ニッポン革命計画」の2月16日号掲載分が絶筆となった。最近、成人向けの同人誌販売や漫画配信の一部サービスで大手クレジット会社の決済が使えなくなる事例が相次いでいると示し、これは潔癖なアメリカの「ビジネスの倫理コード」が、公序良俗とうまく折り合いをつけてきた日本の性表現の文化に介入し始めたサインだと、語っていた。

 完全さを求める潔癖な思考は、排除の思考につながっていく、とモーリーさんは身をもって感じてきた。「世界には光もあれば闇もある。自分の意思で光も闇も取り入れるのが、生きること」。かつてモーリーさんはこう語っていた。

デイリー新潮編集部

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