【冬ドラマ5強】「リブート」が断トツ 終盤向け「視聴率」激変 まさかの下降線、ジリジリ上昇中の作品とは
「未来のムスコ」が上昇
(4)TBS「未来のムスコ」(火曜午後9時)
※10日放送の第5回は個人3.0%(世帯4.9%)
※1月13日放送の初回は3.2%(世帯5.7%)
(5)フジテレビ「ヤンドク!」(月曜午後9時)
※9日放送の第5回は個人2.9%(世帯5.0%)
※1月12日放送の初回は個人5.0%(世帯8.1%)
4位は「未来のムスコ」。序盤から各メディアの批評家らの間で評判高く、順当に上位に進出してきた。
主人公は28歳の汐川未来(志田未来)。女優を目指し、10年前に富山県から上京した。小劇団に所属しているものの、メジャーな仕事はない。下積みが続いている。
大学時代の友人は就職し、管理職になった。結婚した友人はマイホーム購入を計画している。自分だけ取り残された気分だった。「そろそろ限界かなぁ」。
実社会に目を移すと、未来ばかりがそう考えるわけではない。若いうちは自分だけが置いてけぼりを食っているような心境に陥りがち。どうしても同級生や同年代と自分を比較してしまうから、仕方がない。28歳で十人十色と悟っていたら、かなり老練のイメージがある。
未来が夢をあきらめようとしていた矢先、目の前に5歳の男の子が現れる。名前は汐川颯太(天野優)。未来を見るなり「ママー!」と、抱きついてきた。未来の息子で、10年後の2036年から来たという。
パパが未来とケンカして家を出て行ったから、仲直りをさせたくてタイムスリップしてきたという。ケンカした両親を和解させようとするのは子供の本能だ。パパの名前は「マー君」だという。
未来は最初、一笑に付し、颯太をぞんざいに扱った。しかし落ち込んでいたとき、颯太から「だんない(富山弁で大丈夫)」と励まされ、驚く。自分の口癖である。そうでなくても颯太と接するうち、自然と愛情が湧いてきた。
颯太が迷子になると、半狂乱になり、懸命に探した。女優を辞めようとしたとき、颯太からプレゼントされた紙工作が目に入ると力が湧き、女優を続けることを決めた。
マー君の候補者は3人いる。所属劇団の演出家・吉沢将生(塩野瑛久)、劇団の後輩・矢野真(兵頭功海)、颯太の通う保育園の保育士・松岡優太(小瀧望)。
未来とまだ誰なのか分からないマー君とのラブストーリーである一方、それ以上に「家族とは何か」、「幸福とは何か」と強く問い掛けてくる。未来は夢を追い掛けられる今、幸せなのだ。
5位の「ヤンドク」は医療物とヤンキー物の融合という離れ業に挑んでいる。主人公は脳神経外科医・田上湖音波(橋本環奈)。元ヤンで、かつては特攻服を着てバイクを乗り回していた。
破天荒医者の元祖は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』の新出去定。心を掴まれる人物だが、知性をうかがわせなくては単なる荒くれ者に思えてしまったはずだ。
湖音波はどうかというと、元ヤン気質が目立ち、あまり知性を感じさせない。それでも面白い存在だ。橋本の底抜けに明るく快活なキャラクターが観る側を惹き付ける。
なお、フジテレビ「東京P.D. 警視庁広報2係」、テレビ朝日「相棒 season24」、日本テレビ「パンチドランク・ウーマン ―脱獄まであと××日」はミラノ冬季五輪の特番が編成されたため、放送がなかった。
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