【冬ドラマ5強】「リブート」が断トツ 終盤向け「視聴率」激変 まさかの下降線、ジリジリ上昇中の作品とは
「再会」は本格派
3位の「再会」は評判通りの高順位。原作が江戸川乱歩賞を受賞した同名ミステリー小説だから、本格的な推理を堪能できる。35歳男女4人の人間模様にも引き込まれる。
スーパー店長・佐久間秀之(小柳友)が拳銃で射殺された。殺したのは4人の中の誰か。その拳銃は23年前、小学6年生だった4人が隠したものだからである。銀行強盗犯に撃たれて死んだ警察官・清原和雄(弓削智久)の拳銃だった。
4人とは主人公の刑事・飛奈淳一(竹内涼真)、ヘアサロン経営者の岩本万季子(井上真央)、殉職した清原の息子で建築士の清原圭介(瀬戸康史)、会社役員の佐久間直人(渡辺大知)である。
死んだ秀之は直人の異母兄。兄弟仲が悪かった。直人のアリバイが崩れ、犯行も自供したので、逮捕されたが、本当は誰かを庇っているようだ。恋心をうかがわせている万季子か。
淳一にはアリバイがあり、動機もない。万季子と圭介には動機がある。万季子は秀之に恐喝されていた。ネタは万季子の1人息子の万引き。現金30万円を要求されていた。
万季子は息子の名門中への推薦入学が決まったばかりなので、毅然とした態度が取れなかった。圭介は万季子の元夫で息子の父親。恐喝には一緒に対処したが、自分の再婚を万季子に隠しているので、それが負い目となり、どこか及び腰になっていた。
万季子と圭介にはアリバイがある。しかし、頭脳派で勘も鋭い刑事・南良理香子(江口のりこ)に万季子のアリバイは崩された。南良は万季子に任意同行を求めるが、拒まれた。やはり万季子が犯人なのか。
淳一は胸を張れる立場かというと、そうではない。任意同行は拒否できると万季子に入れ知恵した。なにより、南良に心理戦で追い詰められ、23年前に清原の拳銃で銀行強盗犯を射殺したと告白する。
気になる点がある。まず子供の万引きによる恐喝が動機で殺人まで犯すだろうか。若いころ、不良だった秀之は高校時代の万季子に舐めるような視線を向けていた。
まだある。小6だった淳一が強盗を撃ち殺せるのか。銃を撃つときには反動がある。清原の所持していたニュー・ナンブM60も銃身が跳ね上がるという。しかも淳一が拳銃を撃ったのは初めてだ。
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