「パンダロス」日本人が早くも台湾に… 香港、マカオ、韓国のご近所パンダ事情

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 1月27日をもって、日本からジャイアントパンダがいなくなる。台湾有事が「存立危機事態」になり得ると高市早苗首相が国会答弁をして以来、日中の緊張状態は高まり、外交関係が冷え込んでいる。再誘致という友好ムードにはほど遠く、いつ日本へパンダが戻ってくるかは、見込みが立たない状況だ。それでは代替案として近隣国へパンダを見に行って「パンダロス」を癒やしてみませんか? という提案をしてみた。

1年の間に6頭がごっそり日本から返還

 昨年まで、日本では6頭のジャイアントパンダが飼育されていた。そのうち和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドにいた4頭のジャイアントパンダが2025年6月に貸与の契約期間満了で中国へ返還。残るは東京都の恩賜上野動物園の2頭だけとなっていたが、契約満了予定を1ヶ月繰り上げて、このたび返還となった。

 思えば1972年の日中国交正常化を記念して、カンカンとランランの2頭が初来日して最初のパンダフィーバーが訪れて以来、日本で飼育され続けたパンダ。54年を経て「空位」を迎えることになることには、一抹の寂寥を感じる人々も少なからずいることだろう。

台北、ソウル、香港、マカオ それぞれのパンダ事情

 上野のパンダ2頭は四川省の保護研究センターに送られるという。今後、パンダを心ゆくまで見学したいというファンは、まず中国へ行くのが選択肢のひとつになるだろう。パンダの故郷である四川省成都に赴くか、上海など中国内の都市部の動物園へ行けば大量に飼育されている。中国外務省からも「パンダを見るなら中国へ」という声明が出されているのだが、とはいえ関係が冷え込む中国へ向かうことには気がひける人もいるだろう。

 それなら、近隣エリアへパンダ巡礼をしたらどうか――。台湾、韓国、香港、マカオにいかほどパンダが飼育されているか、施設を検索してみたところ、香港に6頭、マカオに4頭、韓国に4頭、台湾に3頭だった。

 香港にいるのは「香港海洋公園(オーシャンパーク)」には雌の「盈盈」と雄の「楽楽」、その間に2024年に生まれた双子の「加加」「得得」、新しく贈られた「安安」「可可」を加え、計6頭がいる。

 マカオはコロアン島の「石排湾郊野公園」にパンダ館があって、「開開」「心心」とその双子の子供「健健」「康康」の4頭が親子仲よく飼育されている。

 韓国ではソウル近郊の「エバーランド」で「愛宝」「楽宝」と、2023年に生まれた双子「睿宝」「輝宝」の4頭が飼育されている。

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